懐コン・オッサン連中が懐かしがって昔のキット作っちゃうのかよ!コンペ

懐コンでは製作者が懐かしいと感じる古いプラモデル作品を投稿していただき、展示しています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

No.306 てんぐどーさん

「ザ・アニメ-ジ」より
1/76(ナナロクスケール)ザ・アニメ-ジPART2 装甲バトルアーマー ビクター 
(有井製作所)


des01s.jpg ビクター ビクター ビクター ビクター ビクター
時に1980年、その年の春よりじわじわとそして劇場版公開より爆発的に起こった「ガンプラ」ブーム。その人気に追従するべくアリイが送り込んだのが「ザ・アニメ-ジ」シリーズである。
版権モノを扱う力がなかったからオリジナル路線、のような感じもするが代々木アニメイションの企画でアニメ化を前提にしていることになっている。

どうも騙されたっぽい気がするのだが。

80年に発売の「超銀河伝説バイソン」(いわゆるパート1)ではこれでもかといわんばかりに「アニメ」の文字がパッケージや付属のチラシ類に記載され、アニメの先行プロモーションのつもりだったのかもしれない。

詳しいことははぬまあん著の「超絶プラモ道」を参照していただきたい。
あまりにも本文が長くなってしまうので。
これを編集するばっち氏も大変なんだよ。

翌81年にはその続編として「ザ・アニメ-ジPARTⅡ」が展開される。
一応「アニメ」の言葉はそこかしこに見られるものの、以前ほどのプロモーション要素は感じられない。
「~バイソン」が機動戦士ガンダムの後追いならば、「PARTⅡ」は太陽の牙ダグラムの後追いである。
だが、ダグラムの放送は81年の10月からで、このPARTⅡが81年のうちに発売されていたのならたいしたフットワークである。

その秘密は「金型共用」にある。

800円、300円、100円の各価格帯で可能な限り金型を共用してシリーズを展開させた。今回製作した「ビクター」は腕・脚の基本フレームは「~バイソン」の敵側、ギド帝国軍の機体と共用である。
また、「PARTⅡ」の300円シリーズはバックパックが共用である。
胴体・頭部・各種装甲・武装で違いを出しているのだ。


ではそのビクターの製作の解説に行こう(だから前置き長いよ)。

パッケージイラストでは他の3体に比べ、細身の軽快そうな雰囲気を出しているビクターだが、キットは最もずんぐりむっくりさんである。
胸部の形状も力士のおっぱいのようで不恰好さに拍車がかかる。

なんだかいい味なのでプロポーションの変更はナシ。
ひたすら面のうねりやヒケを消すことにした。パーツの合いも悪い、というかほとんど合わない。金型共用のへたりがあるのかバリも多い。
難しい作業はないが、組み上げるのに地味な作業をかなり要する。

可動なんて仕込もうものならその精度の低さが祟ってくること間違いナシ。
固定ポーズで作ろう。でも頭部・腕部・脚部全てが胴体パーツでの挟み込みなので頭部と腕部はポリキャップ差込式に。脚部は胴体部の股座を切り離し、角度を調整した股関節パーツと組み合わせ、塗装後に接着するようにした。

ところどころにスジ彫りをいれ、ハンドビームガン、バズーカ砲、頭部主砲、胸部の乳首のようなでっぱりを開口。
ガトリング砲は砲身と開口部が著しくずれている。しかも凸モールドだし。
削り落として開口する。中央はプラ棒を差して整形。後部はぽっかりと大穴が。
モビルバクゥの主翼のエンジン部のダクトを移植。

肩アーマー横の板状のでっぱりは開口してフック状に。効果の高いオススメポイント。

頭部はせっかくの1/76スケール、フジミの戦車兵を使おう。ハッチを削り落とし、プラ板で新造。開けた穴にフジミ1号戦車の戦車兵を入れたら・・・・狭っ。
どこに砲弾入れるんだよ。それどころか中に入るの無理っぽい設計だよ。
だからパッケージではみんな上半身出してんのか。
これ、一人じゃ操縦できないね。


・・・・とここまでやって塗装にでも行こうかな、と思っていたら、ついにこのシリーズの完成品を公開しているサイトに出くわしてしまう。ほぼ素組のようだ。
そうなると俄然手を入れたくなる。今更形状変更ってわけには行かないから、パッケージと比べて足りない部分を補おう。

頭部にはカメラやセンサーのようなものが見える。ハッチ付近のものは彫っただけ。
砲部付近のものはプラ棒で追加。砲部もただの短い棒だったのをパッケージに合わせて凹凸をつける。機銃も搭載しているのでプラ板と1号戦車付属のキューベルワーゲンの銃で追加。位置関係までは合わせられなかった。パッケージは人小さすぎ。

キット付属の解説では「バズーカ」とあったから開口したバックパックの大砲。
でもこれどう見てもミサイルだよな。ってわけで元に戻す。

脚部装甲のモールドも追加。型紙を用意して彫ったが精度が低い。反省。


塗装はインディブルーとダークイエロー(指定ではサンドイエロー)の2色。
スプレーでぶわーっと。バックパック他一部筆で塗り分けたらデカールを貼る。
キット付属のデカールはかびてるし、ニスも抜けてしまって水につけても柔らかくなるだけ。マークソフターで仮止めしてクリアーコートで定着させる。パッケージを参考にガンダムデカール(ドム用)とWAVEラインデカール(白)でマーキングを追加。
その後スミ入れを兼ねたウォッシング。
そしてドライブラシ。ちょっと荒めに。2階調くらい入れてます。

各部を取り付け、固定。出品可能状態に。以後放置プレイ。


写真撮影の前に簡易の飾り台を作る。どこのメーカーのものか忘れたけど300円くらいのもの。
マホガニーのスプレーを吹き、ワクをマスキング。
天板部分に瞬間接着剤を塗りたくりでこぼこに。発熱ともくもくと沸き立つ硬化ガスが怖かったです(真似しちゃだめだお)。その上から大量の粉と液を一気に混ぜたアルテコを塗りたくる。ある程度硬化するまで爪楊枝でなで続ける。そこそこ固まったらアルテコ粉をまぶして一気に固める。もくもくと沸き立つ硬化ガスが怖かったです(真似しちゃだめだお)。固まったらリュ―ターで軽くならして塗装。

キットとしてはすごくダメダメなんだけど、なんだかいい味だしてて楽しかったです。
モールドなのかスジ彫りなのかわかんないとことか。この技術レベルでもってさらに翌年マクロスシリーズに行っちゃうところとか。1/100VF-1Jで多くのモデラーに与えた衝撃の片鱗がうかがえるのです。プレミア価格で買うほどではないけどもし手に入れたら作ってやってください。平面やエッジを出すのが得意な人におすすめしたい。

結局本文長いなあ。具体的にどんな作業をしたのかは年明けくらいにはウチのブログで紹介したいですね。次回も可能ならば日陰者のキットで行きたいですね。

【以下、参加表明コメント&画像】
battleamor03s.jpg battleamor01s.jpg battleamor02s.jpg battleamor04s.jpg

毎日が懐コン状態で、押し入れのキットたちが70~80年代のもので構成された自分が参加にあたり、考えたのは、

・なるべく当時自分に直撃したアイテムにしよう。単に古いからというのは避けよう。
・このために新たにキットを購入するのは控えよう。

この2点。そうして選んだキットがこれだ!

1/76(ナナロクスケール)
ザ・アニメ-ジPART2 装甲バトルアーマー ビクター (有井製作所)

『バイソン軍とギド帝国の死闘から約半年、かろうじて生きのびたリョウ・シサムは装甲バトルアーマーに身を固め、ケイ・モウル達のいる惑星「ZONA」へ向かっていた。その時、ベン・レイコック率いるネオ・ギド帝国軍と出会い新たなる戦いの幕がおろされた。』
パッケージ横の解説より。ニホンゴヘンダガ原文ママ。

はぬま あん氏の「超絶プラモ道」でも紹介され、日本馬鹿プラモの代名詞とも言える、「ザ・アニメ-ジ」シリーズ。
そのせいもあってか単に話のネタだけで終わり、あまり作例を見ない。
とゆーか完成させてるのを見たことが無い。

パッケージだけ見て笑う時代はもう終わりにしよう。
ちゃんと作って、当時をしのび、プラモメーカーがその主力をを版権ビジネスへ向ける直前の時代を感じ取ろうではないか。

というわけで、素組というわけにはいかないでしょうが、現代アレンジ、俺設定のようなものはあまり入れないように、キットのいいところ(あるのか?)をひきだしつつ多少ディテールアップができればいいなとおもいます。

ところでこのスケールって現在フジミがAFVの主力にしているスケールだけど以下省略

bikuta01.jpg bikuta01.jpg

「いいとこ無え~~~~~~~!!」
かろうじて組みあがるだけのキットです。こいつ。
でもそこが愛しい。
関連記事

【この作品へのコメント】

投稿者:もぐタンさんURL
あのヘロヘロな仮組 ※左肩おちてたし(笑)
状態をみて大笑いしていたんですが、なかなかどうして
こうキッチリ作られたのを見ると結構カッコイイもんですね(ふむぅ)。
ドライブラシが渋いですね~良い味出してます。
戦車兵も小さいのに立体感たっぷり上手く塗れてますし、流石絵描きさんは一味違いますな。

パイロットがリュウ・シサムだったらもっと良かったかも(笑)
2006/01/05(Thu) | #-[編集]
投稿者:ばっちさんURL
これ、ファーストガンプラブームの時に抱き合わせされて入手したことのあるシリーズでメチャクチャ懐かしいです。

で、なんかスゲー気持ち込めて作ってあるのが逆に笑いを誘うっていうか・・・(^_^;)

紆余曲折あった製作記も楽しさが伝わってきて思わず、吹き出してしまいました。<バックパックの大砲のくだり

ちょっとオーバーなポージングも、良い感じのウェザリングと、ベースに配置されることで(なぜか?)サマになってます。
カッチョイイタイトルプレートくっつけてあげたら、もっと良いと思いますよぉ。
2006/01/05(Thu) | #-[編集]
投稿者:AceさんURL
アニメージの完成品というだけでもとってもレアなのに、ビネット仕立てとは…
5枚目のアオリ構図の写真とかすっごくイイ味です。
塗りの荒々しいタッチもリアルタイプシリーズ(あったんだよアニメージにも!)の箱絵を思わせてピッタリマッチしてるし、いいなぁ~これ…なんかの拍子で手に入れられたらこんな感じで真似して作ってみたいです。
2006/01/16(Mon) | #-[編集]
投稿者:ヨッシ~さんURL
コイツをマトモに完成させたてんさんに拍手!
わしも仮組み状態のパンサーがあるんですがマジメに作ろう、と
思ったら使えるパーツがありませんでしたわ。
そんなキットでも、あくまで本キットのパーツを大事に使われた
てんさんはエライ!
2006/01/28(Sat) | #-[編集]
投稿者:てんぐどーさんURL
うちのブログでも製作記事を公開しました。

さあみんな作りたくなってきた!つくれー。
あ、僕はもういいです。
金型共用ゆえに次は作業になっちゃうだろうから。
2006/01/29(Sun) | #-[編集]
投稿者:サムシさんURL
ウオー!
懐かしくて鼻水が出てきましたよ!
2009/09/14(Mon) | #-[編集]
【コメント投稿フォーム】
  


(↑パスワードを入力しておかないと後で修正できません。)
  管理者にだけ表示を許可する  
  


当ウェブサイトは、正しく表示する為に以下のウェブブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

また当ウェブサイトでは、JavaScriptを使用しています。ウェブブラウザの設定でJavaScriptを無効にしている場合、正しく表示されなかったり機能しない場合があります。ウェブブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてご覧ください。

懐コン・ナツコン
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。