懐コン・オッサン連中が懐かしがって昔のキット作っちゃうのかよ!コンペ

懐コンでは製作者が懐かしいと感じる古いプラモデル作品を投稿していただき、展示しています。

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NO.716 オ・ノーレさん

「超時空要塞マクロス」より
1/100 ゼントラーディ軍・装甲宇宙服 カムジン専用タイプ (イマイ)

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まず、最初にお断りしておきたいのですが、キット自体は「カムジン専用タイプ」と銘打っておりますが、今回はカムジンではなく、別の名もないゼントラーディのいち士官という設定で作っております。

すべてのMS-06Sが「シャア専用」でないように、士官クラスはカムジンと同じスーツを装着しているものと想定しました。

アメリカで発売されたマッチボックス製のトイにも、カムジン以外の兵としてこのタイプのスーツを着用したフィギュアが存在するので(http://mactama.com/mt/toy/macross/matchbox/enemy_figure_series/armoured_zentraedi_warrior/armoured_zentraedi_warrior_top.htm)、本家「マクロス」と海外版「ロボテック」の違いはあれど、一応この設定でいってみる事にしました。

このへん少々リサーチ不足なんで、もしかしたら隙がありそうですが、何卒ご容赦ください。

では、製作の手順を解説していきます。

仮組みしてみてわかるのが、この時期のキットの傾向に漏れず典型的なモナカ構造で、肩幅が妙に広い逆三角形体型であるということ。

まず手をつけたのが胴体部分。今回のいちばんのポイントです。
腰のラインで上半身を切断。
上前後左右に「ちびちび攻撃」(適当なところでカットし分割→幅詰め→再接着)を施しました。
中空構造を生かし、甲冑というか、防弾チョッキ状に仕上げていきました。
続いて腰も上半身の寸法に合わせて接着面を前後で詰めました。
(終始目測で作業を進めているので、模型誌の記事のように、どこを何ミリとかは書けないのが申し訳ない)
こういった工作ができるあたりはモナカキットならではの利点ですね。ムクだったらこうはいきません。
エポパテで形状、ディテールを整えてこの部分は早々と完成。
このあたりはサクサクと作業が進みました。

続いて頭部。仮組み状態の写真をご覧戴いて分るとおり、そのままじゃちょっときついです。
顔面を全部削り取り、メット状に加工したのち、WAVEの1/20ルナポーンのフィギュアヘッドを詰めました。
今回のゼントラーディ兵、人間の寸法に換算すると1/16~1/12フィギュアって感じなんですが、なぜかほぼぴったりはまってしまいました。
作っていて気づいたんですが、このヘルメットってバイザーが可動してフェイスガードになるんですね。

完成した頭、胴体にあわせてさらに足を作っていきます。
この部分は形状的にほとんど問題がなかったので、ほぼそのまま使用しました。
ただしキットの関節軸は使わず、エポパテを詰めて接合しています。
この際に角度を調節しつつ、捻りを入れて取り付けるのがポイント。
立たせ方を変えるだけで結構見栄えが変わってくるものです。
このあたりは現代モナカキット製作において、古いキットをかっこよく見せるための常套手段ですね。

最後に取り掛かったのが腕部。ここが意外と難関でした。
元キットの上腕(二の腕)と拳は見て一発で使えないなと判断したので、新造する事に決定。

前腕を基準に胴体と馴染むように上腕の太さと長さを検討していくわけですが、もともと人体を一からスクラッチする事に慣れているわけではないので、これが意外と難しかったです。
ロボット物のプロポーションで培った経験則は、この場合はあまり役に立ちませんでした。
タミヤの人形改造コンテストには毎年参加させて戴いてるんですが、1/35フィギュアが芯にある改造ともまた違ったセンスが必要とされる作業ですね。

顔面をリアルっぽく作っている関係上、この部分も中途半端な嘘はつけず、作ってもすぐ不自然な感じになってしまうので、何度も作り直し、二週間かけようやく自分の感覚で折り合いのつく形に落ち着かせる事ができました。
構造的にも中に人間の腕が入る事を考えた場合、元絵の意匠のままではなかなか自由に動かせそうにない印象なので、ここだけ若干アレンジとディテールを加えています。よりSFアストロスーツ的な感じとゼントラーディ特有の有機的な感じをミックスしてみたつもりなんですが・・・どうでしょうか。
元の意匠にあった肩の部分の半円状のパーツを記号として盛り込んでいます。
もっとも、この最終的な状態でも見る人によっては不自然さを感じる方はいらっしゃるとは思います。
このあたりは今後の課題ですな。

手首はエポキシパテで作りました。設定画やボックスアートをみると、TV版のメカニックやスーツは基本的に全部丸指なので、そのあたりを多分に意識しています。特に高荷義之画伯が描く特徴的なこんもりした感じの丸指です。

塗装も高荷ボックスアートを意識した絵画風に仕上げたいので、陰影のメリハリがつくように黒立ち上げで筆塗り。
クレオスのRLM75グレーにガイアのフラットホワイトを混ぜたものを下地に塗り、緑の部分はクレオスのNATO軍カラーセットのブローンセグリュンにガイアMa.kカラーセットのアンチフラッシュホワイトで調色したもの。半光沢仕上げにし、有機的な感じにしてみました。黒の部分はハンブロールのジャーマンタンクグレー。黄色もハンブロールです。明るいグレーの部分はRLM75グレーとアンチフラッシュホワイトの混色。
ゼントラーディ人特有の寒色系の肌の色は、Ma.kカラーセットのジェイダイトグレイをそのまま使用。このジェイダイトグレイはMa.kの傭兵軍製パワードスーツの基本色用として開発された塗料ですが、周辺に置く色を調節してやることによって、ザクの本体色のようなグリーンにも、退色したグレーにも、今回のような青味がかった色にも見えてくるという不思議な塗料。ここ最近さまざまな模型に重宝している逸品です。
仕上げにMIGプロダクションのフィルターをかけ、ハンブロールで墨入れと影を描き込み。
この工程でまず念頭に置いたのが、これはロボットではなく生身の生き物であること。それでいて等身大の人間ではなく、とにかく10m~12m相当の巨大な物体の縮尺模型であるという事を意識しつつ、効果を加えていきました。
ウェザリングはハンブロールの110番で土、泥系の汚しのみ加えました。

以上で解説は終了。
上記の通り、上腕部分におもったより時間と労力を奪われてしまい、途中で気持ちが折れかけ、「これはもしかしたら完成しないんじゃないか」と思う事もありましたが、なんとかこうやってお披露目まで漕ぎ着ける事ができてよかったです。観て頂いた方の頭の中でハネケンの音楽が鳴り響くような感じになっていれば嬉しいのですが・・・。

でも、こっちに時間かけすぎた結果、もうひとつのマッドポリスの方はほとんど手をつける暇がなく完成させることができませんでした。次の機会にはなんとか。

長文お付き合い戴きありがとうございました。

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【この作品へのコメント】

投稿者:真キムさんURL
うはあ・・
「リアル」ですね~
顔も体型(?)も・・・そして塗装表現も。
こいつも最近、模型友人から購入して入手しましたが、、、ここまで手を入れられたモノを拝見するとやはり暫く倉庫の肥やしになってもらおうかと(笑)

製作、お疲れ様でした。
2009/07/20(Mon) | #-[編集]
投稿者:如何様鍼灸師さんURL
キットとしては キャラクターフィギュアになるんでしょうな。グレンコというメーカーから出てたネアンデルタール人を彷彿させます♪
メーカー製作側は、みんなロボットとしての関節を入れるので昨今の無可動フィギュア以外 どうしても作るのに違和感が出るところでしょう。バランスもよく鎧を着た人 更には顔のチョイスかいかついゼントランしてますな!
2009/07/21(Tue) | #SFo5/nok[編集]
投稿者:ToshikiさんURL
そーか、こんなキットもありましたね。凄い時代だった…。
しかし何とも表情がデカッルチャーw
2009/07/21(Tue) | #kLCZl7R6[編集]
投稿者:yasさんURL
重量感のある塗装が巧いですね。
巨人がボディーアーマーを着込んでいるという
雰囲気が良く出ていると思います。
まさしく高荷さんのボックスアートのイメージですね。
私も時々フィギュアを製作するので、
このような温かみのある塗装はとても参考になりました。
しかし、仮組の画像を見ると、なんだかかわいく、
どうもバルキリーを殴り飛ばせそうには無いですね(笑)。
ポーズも含めてすばらしい改修だと思います。
2009/07/21(Tue) | #sSHoJftA[編集]
投稿者:CUGさんURL
ポーズは固定なのでしょうか。
 以前私も人型のプラモデルを作ったのですが、このように加工する場合、ある程度人体構造について知識がないと難しいですよね。お疲れ様でした、良いものを見させていただきました
2009/07/22(Wed) | #mQop/nM.[編集]
投稿者:GonzoさんURL
すごいですね いや こういう見せ方もありなんだなーって目から鱗が落ちた気がします。あのキットをよくぞここまで    やっぱり愛の力のでしょうか?
2009/07/23(Thu) | #BxQFZbuQ[編集]
投稿者:オ・ノーレさんURL
拡大した状態の写真の粒子が粗かったり、似たような写真ばっかりだったり、やたら説明文が長かったり・・・、色々とお見苦しい感じになってしまって大変恐縮です。皆様コメントありがとうございました。

>真キムさん
放送当時からマクロスプラモは作っていたんですが、実はこのキットの存在を知ったのは結構最近でして、こんなキットがあったのかという喜びと箱絵のカッコ良さとで舞い上がってしまって、実際仮組みしてみたときの落胆はハンパなかったです。
作る人の数だけ別のものになる、まさに十人十色のキットだと思うので、是非作ってみて下さい!

>如何様鍼灸師さん
統合軍側のメインキャラクターは無可動の立像フィギュアとしてキット化されている一方、このキットはロボット的な関節が入った可動プラモなんで、そのあたりコンセプトがハッキリ分かれていて面白いですよね。
やっぱバルキリーのプラモと並べて「戦わせる」のが前提になってるんだなぁと。

>Toshikiさん
こういうメインのラインナップから外れた、隅っこの方のプラモというのに惹かれてしまいます。
マクロスは複数メーカー体制だった為か、無駄に「隅っこプラモ」が充実してるんですよね。コンセプト不明な商品の充実度はアオシマのイデオンといい勝負かもしれません。

>yasさん
逆に今のシリーズに出てくるゼントラーディ(クラン大尉とか)をこのプラモの感じで作ってくれる人いないかなーなんて思ったりしてます。アリイ風のVF-25バトロイドとか。

バルキリーを殴り飛ばすといえば、資料を探しているときにネットでこんな画像をみつけました。
ttp://www.kent.net/robotech/gallery/images/brawl.gif
アメリカの人が描いたゼントラーディ兵とVF-1Aがどつきあってる絵。
なんかお互い哀愁漂ってる感じでいいなと。

>CUGさん
完全にポーズ固定で作ってます。
実際のところ僕には人体構造に関する知識が無いので、ちょっと大変でした。
スケッチやデッサンの心得がある方にしてみれば噴飯もののところがあるんじゃなかろうかと。
それでいて人間の体というのは誰しも普段から見慣れているものだったりするので、バランスに注意していかないと、すぐ違和感というのが目に付くんですよね。
キットベースという点と、技術的な部分を言い訳にしつつ、なんとか出来る範囲で帳尻を合わせてみた感じなんですが・・・。この完成した状態でもやっぱりおかしなところが山ほどあるなと。
結論としては、やっぱロボットの方が自由に作りやすいなーという感想でした。

>Gonzoさん
キットを作るにあたって、ゼントラーディ兵に関しては誰にも負けないぜ!くらいのつもりでいたんですが、いざ資料を再確認してみると、漠然とTV版と劇場版のイメージが自分の中で都合良くごっちゃになってて驚きました。
今回設定的にはTV版なんですけど、劇場版のイメージを取り込んでます。TV版の方は文化の無い民族という割にはもっと人間臭いんですよね。
2009/07/24(Fri) | #/02qLiNA[編集]
投稿者:akicyanさんURL
ああ~すごいですね~!
キット自体は私も見ましたが、仮組みの状況の写真の通り、「これか・・」と感じて手を出せません(笑)
実に存在感の強い作品で、アレをここまで・・・とむちゃくちゃ驚きました^^
完成オメデトウゴザイマス!
2009/07/28(Tue) | #z6qBnp5I[編集]
投稿者:シツレンオーさんURL
はじめまして、シツレンオーと申します。
こういう人間に近い立体物をリアルに作るにはポーズ固定にしてしまうのが正道だなぁと思い知らされますね。
私はこんな風に作れないので、(出来るかどうかは別として)FA仮面ライダーあたりとニコイチして可動化と言う邪道に走ってしまいかねません、、。
製作、お疲れ様でした。
2009/08/03(Mon) | #g8Z8kEYQ[編集]
投稿者:kmasaさんURL
このキットは完成品を見るのも珍しい物ですよね。
フィギュアは顔が命ですよね!これはほんとにデカルチャー!ですね。
おつかれさまでした。
2009/08/06(Thu) | #RkYyCwXg[編集]
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